今では「なぜ付けていたのか」ですね。
何年か前の「チコちゃんに叱られる」という番組で、なぜ学ランにカラーを付けるのか?という特集をやっていました。答えは「下に着るシャツに襟がなくても良いように」
戦後、公教育で学ランを着る学生がほとんどだった当時は家庭の事情で白い襟付きのシャツをそろえることができない学生もいて、シャツがないことが襟元でわかってしまい、襟元で貧富の差がわかるといわれていたそうです。
だったら 最初から制服の方に襟っぽく見えるものを着けてしまえばいいじゃないかとなり、制服に取り付けられるカラーが生まれたそうです。今ではYシャツも随分低価格になり、シャツが買えない、そのせいで貧富がばれてしまう文化というのも無くなりましたね。
また時代と共に、ブレザー制服が増え、首にプラスティックが当たることへの不快感などもあってプラスティックカラーの需要が大幅に減って、昨年、国内でのプラスティックカラーの製造が終了。メーカーではカラー不要のインカラータイプのみ取り扱いとなったようです。
昨年までは船橋市内の公立中学校のほとんどがプラスティックカラーの学ランでしたので、ふなばし制服バンクには旧式の学ランがたくさん残っていて、インカラータイプはまだ数えるほどしかありません。
もちろん、美品・新品のカラーは十分な数ご用意がありますので、プラスティックカラータイプの学ランも問題なくご着用いただけます。
来年度新入学で制服バンクの学ラン購入をお考えの方は、お子様とよく話し合っていただき、どちらのタイプにするかご検討くださいね。プラスティックカラーには、汚れたら交換できるというメリットもありますので。